しゅ‐い【主位】
1 主たるものが占める位置。物事の中心としての地位。「対人関係の円滑を—に置く」「—概念」⇔客位(きゃくい)。 2 (客に対して)主人のいる下座の方向。⇔客位。
しゅ‐い【主意】
1 主要な意図。中心となる考え方。主眼。主旨。「論文の—を読み取る」 2 おもな意味や考え。趣意。「然しそうすれば私がKを無理に引張って来た—が立たなくなる丈(だけ)です」〈漱石・こゝろ〉 3 ...
しゅい‐しゅぎ【主意主義】
《voluntarism》 1 哲学で、世界の根本原理を意志に認める立場。ショーペンハウアーの哲学など。⇔主知主義。 2 心理学で、欲望・欲求などを含めて、広義の意志を人間心理の根本原理とする説...
しゅ‐いつ【主一】
心を一つの事に集中させること。専一であること。
しゅいつ‐むてき【主一無適】
《「論語集注」学而から》宋の程朱学における修養説。心を一つの事に集中させ、ほかにそらさないこと。
しゅ‐いん【主因】
ある結果を生じさせる、おもな原因。「発病の—を究明する」⇔従因。
しゅう【主】
《「しゅ」の音変化》主人。主君。「—の気に入らぬからといって」〈鴎外・阿部一族〉 [補説]江戸時代以前の表記は「しう」がほとんど。
しゅう‐あしらい【主あしらひ】
主人として待遇や応答をすること。「どうなされかうなされの—が聞こえぬ」〈浄・歌念仏〉
しゅう‐おもい【主思い】
主人のためを思うこと。主人を大切にすること。また、その人。
しゅう‐ごろし【主殺し】
主人または主君を殺すこと。また、殺した者。江戸時代では、親殺し以上に凶悪な大罪とされた。