乞食(こじき)の系図話(けいずばなし)
乞食が落ちぶれる前の自分の家系についての自慢話をする意。言ってもかいのない愚痴を言うことのたとえ。
こじきのしょうねん【乞食の少年】
《原題、(スペイン)El joven mendigo》⇒蚤を取る少年
乞食(こじき)の空笑(そらわら)い
乞食が物欲しさに心にもない笑顔を見せるように、目前の利益を得るために心にもないおせじを言うことを卑しんでいうたとえ。
乞食(こじき)の断食(だんじき)
やむをえずしたことを、自発的に行ったように、ことさら殊勝に見せかけようとすることのたとえ。
乞食(こじき)の嫁入(よめい)り
《「振袖(ふりそで)振らぬ」を「降りそで降らぬ」に掛けたしゃれ》雨が降りそうで降らないこと。天気のはっきりしないことのたとえ。
こじき‐ぶくろ【乞食袋】
1 托鉢僧や乞食が首に掛けて歩き、もらった物などを入れる布袋。頭陀袋(ずだぶくろ)。こつじきぶくろ。 2 歌学・俳諧・芸道で、乞食が1に一切のものを入れておくように、自分の見聞を広くして、目的に...
こじき‐ぼうず【乞食坊主】
僧をあざけっていう語。こつじきぼうず。
こつじき‐ぼうず【乞食坊主】
⇒こじきぼうず(乞食坊主)
乞食(こじき)も場所(ばしょ)
何事をするにも場所選びは大切であることのたとえ。
乞食(こじき)も袋祝(ふくろいわ)い
乞食でも初めて使う袋には祝いをするように、祝うべきときにはそれ相応の祝いをすべきであるというたとえ。