かめのこ‐ばんてん【亀の子半纏】
江戸時代、子供が着た綿入れの半纏。両袖がなく亀の甲に似る。
かめのせ【亀ノ瀬】
大阪府と奈良県との境の、大和川が生駒・金剛山地を横切る所にある峡谷。古くは亀ノ瀬越えとよばれた交通の難所。
かめ‐の‐て【亀の手/石蜐】
ミョウガガイ科の甲殻類。海岸の岩の割れ目などに群生。全長4センチくらい。頭状部は大小の爪状をした石灰質の殻板からなり、柄部は円筒形で肉質。満潮時に殻板の間から蔓脚(つるあし)を伸ばし、餌を集める。
亀(かめ)の年(とし)を鶴(つる)が羨(うらや)む
千年の寿命をもつという鶴が、寿命万年の亀をうらやましがる。欲に限りのないことのたとえ。
亀(かめ)は万年(まんねん)
亀は長寿であるということ。亀にあやかって長寿を祝う言葉。→鶴は千年亀は万年
かめば‐ひきおこし【亀葉引起】
シソ科の多年草。高さ60〜90センチ。葉は対生し、縁にぎざぎざがあり、先端が細く伸び、亀の甲の形に似る。8〜10月ころ紫色の唇形の小花を穂状につける。
かめ‐ばら【亀腹】
1 建築物の基礎部分、多宝塔の上下両層の間、鳥居の柱脚部などを、白漆喰(しろしっくい)などで固めてまんじゅう形に造ったもの。 2 腸などに水やガスがたまって腹が膨れ、静脈が亀甲(きっこう)模様の...
かめ‐ぶし【亀節】
《「かめふし」とも》小形のカツオを三枚におろし、片身を1本のかつお節にしたもの。本節(ほんぶし)のように背と腹に分けないので、亀の甲の形に似る。→本節
かめ‐むし【椿象/亀虫】
半翅(はんし)目カメムシ科の昆虫の総称。体長3ミリ〜3センチ。体は扁平で亀の甲に似る。触れると悪臭を放つ。口吻(こうふん)で、植物の汁や昆虫の体液を吸う。キンカメムシ・アオクサカメムシ・ナガメな...
かめや‐じま【亀屋縞】
⇒亀綾(かめあや)