きっこう‐ばか【亀甲墓】
沖縄で、外形が亀の甲羅を伏せたような形の墓。中国南部の様式が影響したもの。
きっこう‐ぶね【亀甲船】
1 李朝時代の朝鮮の軍船。矢や敵の侵入を防ぐため、船体上面を厚板で亀甲状に装甲した船。 2 日本の近世前期の小型軍船で1のように装甲したもの。
きっこう‐もよう【亀甲模様】
「亀甲形」に同じ。亀甲文様。
き‐とう【亀頭】
陰茎の先端部。海綿体の帽状の部分で、先端に尿道が開口。雁首(かりくび)。
き‐はい【亀背】
脊柱の胸椎(きょうつい)部が後方へ曲がって突き出している状態。
き‐ふ【亀趺】
亀の形をした、碑の台石。
き‐べつ【亀鼈】
カメとスッポン。カメの類。
き‐ぼく【亀卜】
亀の甲を焼き、そのひび割れの入り方で吉凶を占う卜占術。中国では竜山文化時代から殷(いん)時代にかけて盛行。日本には奈良時代に伝来し、卜部(うらべ)が担当した。かめうら。
きもう‐とかく【亀毛兎角】
《亀の毛や兎(うさぎ)の角は実在しないことから》ありえない物事のたとえ。
き‐れつ【亀裂】
亀の甲の模様のように、ひびが入ること。また、その割れ目。ひび割れ。「日照りで—を生じた水田」「親子の関係に—が入る」