二(ふた)つと無(な)い
代わりになるものがない。「—珍宝」
ふたつ‐どうぐ【二つ道具】
江戸時代、大名行列の先頭などに立てた2本一対の槍。二本道具。
ふたつ‐どもえ【二つ巴】
紋所の名。巴の渦を二つ組み合わせたもの。
ふたつ‐どり【二つ取り】
二つのうちから一つを選び取ること。「わたしなら—は伴内さ」〈滑・浮世風呂・二〉
ふたつ‐な【二つ名】
本名以外の呼び方。異名。別名。また、あだ名。
ふたつ‐な・し【二つ無し】
[形ク] 1 一つしかない。「—・き恋をしすれば常の帯を三重結ぶべく我(あ)が身はなりぬ」〈万・三二七三〉 2 並ぶものがない。この上ない。「喜ぶこと—・し」〈土佐〉 3 もっともである。「汝が...
二(ふた)つに一(ひと)つ
1 二つのうち、どちらか一つ。「イエスかノーか、—だ」 2 のるかそるか。いちかばちか。「—の気持ちで挑戦する」
ふたつのアラベスク【二つのアラベスク】
《原題、(フランス)Deux Arabesques》ドビュッシーのピアノ曲。全2曲。1888年作曲。ロマン派の影響が残る、作者の初期の代表作として知られる。
ふたつ‐の‐うみ【二つの海】
生と死のある苦しい現世。「生き死にの—を厭はしみ潮干の山を偲ひつるかも」〈万・三八四九〉
ふたつのえいぞう【二つの映像】
《原題、(ハンガリー)Két kép》バルトークの管弦楽曲。全2曲。1910年作曲。ハンガリー民謡とドビュッシーの印象主義的な作風を取り入れている。