に‐にんしょう【二人称】
文法で人称の一。話し手(書き手)に対して、聞き手(読み手)をさし示すもの。日本語では、「あなた」「あなたがた」「きみ」「きみたち」など。第二人称。対称。
ににんどうじょうじ【二人道成寺】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)・長唄。天保6年(1835)大坂角(かど)の芝居で「恋袂(わけふたつ)二人道成寺」の名題で初演。「京鹿子(きょうがのこ)娘道成寺」を二人で踊る趣向のもの。
ににん‐のり【二人乗り】
[名](スル)⇒ふたりのり
ににん‐ばおり【二人羽織】
袖に手を通さずに羽織を着た人の後ろから、もう一人が羽織の中に入って袖に手を通し、前の人に物を食べさせたりする芸。見当違いの動きを楽しむ。寄席や宴会の余興などで演じられる。
ににんびくに【二人比丘尼】
仮名草子。2冊。鈴木正三(しょうさん)作。寛永9年(1632)ごろの刊か。戦乱で夫に死別した二人の尼により、仏の道を説く。
ににんわんきゅう【二人椀久】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「其面影二人椀久」。作詞者未詳、初世錦屋金蔵作曲。安永3年(1774)江戸市村座初演。狂乱した椀久の夢の中に恋しい傾城(けいせい)松山が現れる。
に‐ねん【二念】
二つの異なった考え。また、他の考え。「彼を愛するに—無く」〈紅葉・金色夜叉〉
にねん‐せい【二年生】
1 第2学年の児童・生徒・学生。 2 「二年生植物」の略。
にねんせい‐しょくぶつ【二年生植物】
発芽から開花・結実して枯死するまでの生活環を1年以上2年以下で終える植物。環境条件によって2年を過ぎて開花・結実するものもある。越年生植物(越年草)という場合もある。二年草。
にねん‐そう【二年草】
「二年生植物」に同じ。