ふたご‐ぼし【双子星】
連星の俗称。または、同じ星形成領域において、お互い原始星として生まれつつある星を指す。
ふた‐ごもり【二籠もり】
1 二つのものが一つに包まれていること。また、そのもの。「秋葱(あきき)のいや—、思惟(おも)ふべし」〈仁賢紀〉 2 1個の繭に2匹の蚕がこもること。また、その繭。二つ繭。
ふたご‐やま【二子山】
神奈川県南西部、箱根山の中央火口丘の一。標高1091メートル。トロイデ型(溶岩円頂丘)の二峰からなる。
ふたさや‐の【二鞘の】
[枕]二鞘は2本の刀を一緒に入れることのできる鞘で、中に隔てがあるところから、「家を隔つ」にかかる。枕詞としないで比喩とする説もある。「人言を繁みや君が—家を隔てて恋ひつつまさむ」〈万・六八五〉
ふた‐し‐え【二し重】
《「し」は強調の意を表す助詞》「ふたえ」に同じ。「—にさらにと分くる露なればもみづる方に宿るなるべし」〈伊勢集〉
ふた‐すじ【二筋】
1 二つの筋。2本。「—の糸」 2 ふたまたをかけること。「いとよく—に心づかひはし給ひけれ」〈源・若菜下〉
ふたすじ‐みち【二筋道】
1 2本の道。 2 わかれ道。「人生の—に迷う」
ふた‐せ【二瀬】
下女と妾(めかけ)など、二つの役を勤める雇い女。「—、仲居も小差し出で」〈浄・重井筒〉
ふたそ‐じ【二十/二十路】
二十(にじゅう)。また、二十年。二十歳。→十路
ふたたて‐め【二立目/二建目】
江戸歌舞伎で、序開きの次に演じられた一幕。下級俳優によって行われた一種の開幕劇。二つ目。