ふたつ‐ものがけ【二つ物掛け/二つ物賭】
二つのうちのどちらかに賭(か)けて、勝負をすること。「ここの—せずしては、一生かはる事なし」〈浮・胸算用・四〉
ふたつ‐もん【二つ紋】
⇒比翼紋(ひよくもん)
ふたつ‐わげ【二つ髷】
1 年配の女性や未亡人などの髪形の一。髻(もとどり)を二つに分けて、それぞれを束ねたもの。 2 若衆の髪形の一。髻を二つに分けて、稚児髷(ちごまげ)のように結ったもの。
ふたつ‐わり【二つ割(り)】
1 全体を二つに分けること。また、そのもの。折半。「勘定を—にする」 2 《四斗樽の半分の意味から》2斗入りの酒樽。 3 反物の一幅(ひとの)を二つに裁った幅に仕立てた帯。「黒綸子の—、前結びに...
ふた‐て【二手】
1 二つの方面。二方向。「—に分かれる」 2 両方の手。両手。「御—に、月と日とを受け給ひて」〈かげろふ・下〉
ふた‐てさき【二手先】
斗栱(ときょう)の形式の一。柱から外方に出た二つ目の斗(ます)で丸桁(がぎょう)などを支えるもの。
ふたところ‐どう【二所籐】
弓の籐の巻き方で、2か所ずつ一定の間隔をおいて巻いたもの。
ふた‐なぬか【二七日】
人の死後14日目。また、その法事。ふたなのか。「—の法要を営む」
ふた‐なり【双成り/二形】
一つのものが二つの形を同時にそなえていること。特に、ひとりの人が男女両性をそなえていること。半陰陽。
ふた‐の【二幅/二布】
《「の」は布の幅を数える単位》 1 並幅の2倍の幅。また、その幅の布。ふたはば。 2 女子の腰巻き。二幅の布で作るところからいう。「木綿の—」〈浮・織留・一〉