ご‐ぶ【五分】
1 尺貫法で、1寸の半分の長さ。約1.5センチ。「一寸の虫にも—の魂」→寸1 2 1割の半分の割合。100分の5。5パーセント。「—の手数料」「市価の—引き」→歩合 3 物事の半ば。半分。「—通...
ごぶ‐がゆ【五分粥】
米1、水10の割合(容量比)で炊いたかゆ。全がゆと重湯(おもゆ)の中間のもの。
ごぶ‐がり【五分刈(り)】
髪の毛を、5分(約1.5センチ)くらいの長さに刈りそろえること。また、そのようにした頭髪。
ごぶ‐ごぶ【五分五分】
双方とも、優劣がないこと。五分。「勝負は—とみた」
ごぶ‐さかやき【五分月代】
江戸時代、月代が5分ほど伸びた男の髪形。また、そのかつら。歌舞伎では浪人・無宿者・病者などの風体。
ごぶ‐しん【五分心/五分芯】
幅が5分ほどのランプの芯。
ごぶ‐づけ【五分漬(け)】
漬物の一。干した守口(もりぐち)大根を5分ほどに刻み、みりん・醤油・砂糖をまぜた煮汁に漬けたもの。
五分(ごぶ)も透(す)か◦ない
少しのすきもない。全く抜け目がない。「薬の引札を団扇に張って湯屋へ配るなどとは、—◦ねえよなう」〈滑・浮世風呂・四〉