さみだれ‐ぐも【五月雨雲】
梅雨のころの雲。《季 夏》
さみだれ‐しき【五月雨式】
断続的に物事が行われること。一度で終わらず、とぎれながらも何度か続けて行うこと。また、そういうやり方。「—に納品する」
ごばい‐し【五倍子】
⇒ふし(五倍子)
ふし【五倍子/付子/附子】
ヌルデの若芽や若葉などにアブラムシが寄生してできる虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)。紡錘形で、タンニンを多く含み、インク・染料の製造に用いる。昔はお歯黒に用いられた。ごばいし。《季 秋》「山の日は—...
ふし‐だに【虫癭蜱/付子蜱/五倍子蜱】
フシダニ科のダニの総称。体は蛆虫(うじむし)形で、淡黄色から橙(だいだい)色をし、足が二対しかない。種々の植物に寄生し、葉を枯らしたり虫瘤(むしこぶ)を作ったりする。
ふし‐の‐き【五倍子の木】
ヌルデの別名。
ふし‐の‐こ【五倍子の粉】
五倍子(ふし)を乾燥させて粉末状にしたもの。鉄汁を入れて黒汁とし、お歯黒などの染料に用いた。
ふし‐ばち【没食子蜂/五倍子蜂】
タマバチの別名。
ふし‐みせ【五倍子見世/五倍子店】
おはぐろ用の五倍子(ふし)の粉を売る店。
ふし‐むし【五倍子虫】
1 五倍子を作るアブラムシの総称。ヌルデノミミフシなど。 2 広く、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)を作る昆虫の総称。イスノキにつくイスノフシアブラムシ、クヌギにつくクヌギノイガタマバチなど。