きょうばし【京橋】
東京都中央区中部の地名。商業地区。江戸時代、日本橋を起点に京へ上る最初の橋があった。もと東京市の区名。 大阪市の寝屋川に架かり、中央区と都島区とを結ぶ橋。京街道の起点にあたる。また、その付近...
きょう‐びと【京人】
都の人。京都の人。「筑紫の国に二十年(はたとせ)ばかり経にける下衆(げす)の身を、見知らせ給ふべき—よ」〈源・玉鬘〉
きょう‐ふう【京風】
1 京都の人の好み・やり方。「—の味つけ」 2 洗練されて優雅なようす。
京(きょう)へ筑紫(つくし)に坂東(ばんどう)さ
室町時代の諺(ことわざ)。方向を示す助詞を京都では「へ」、九州では「に」、関東では「さ」を用いるというように、地方によって差異のあること。ロドリゲスの「日本大文典」や「実隆公記」などに記されている。
きょう‐ま【京間】
1 近畿地方で主に行われた建築における柱間(はしらま)の基準寸法。柱間の6尺5寸(約1.97メートル)を1間(けん)とする。大間(おおま)。 2 日本住宅で、畳の大きさを6尺3寸(約1.90メー...
きょう‐まい【京舞】
日本舞踊の上方舞(かみがたまい)のうち、京都で起こり発達したもの。篠塚流・井上流などがある。主として地歌を地とする。→上方舞 →地歌舞
きょう‐ます【京枡】
戦国時代から京都を中心に用いられた枡。豊臣秀吉によって全国統一の公定枡とされた。1升(しょう)枡は、方4寸9分(約15センチ)、深さ2寸7分(約8センチ)。江戸初期には容量を異にする江戸枡も使用...
きょう‐むらさき【京紫】
赤みのある紫色。つややかで優雅な色合いからそうよばれる。
きょう‐もの【京物】
1 京都から産出する物。 2 慶長(1596〜1615)以後、京都に住んだ刀鍛冶の作った新刀。
きょう‐やき【京焼】
桃山時代以降、京都に産する陶磁器の総称。江戸初期、野々村仁清(ののむらにんせい)らによって完成された。