くち‐へんとう【口返答】
[名](スル)「口答え」に同じ。「昔は亭主に—なんかした女は、一人もなかったんだって云うが」〈漱石・吾輩は猫である〉
くつ‐わ【轡/銜/鑣】
1 《口輪の意》手綱(たづな)をつけるため、馬の口にかませる金具。くつばみ。くくみ。「—をとる」 2 手綱。 3 紋所の名。円形の中に十字を置く。轡の鏡の部分の形をかたどったもの。 4 遊女屋。...
く‐めい【苦茗】
苦い茶。質の悪い茶。「亭主一口飲み、これは散々の—や、と𠮟る時」〈咄・醒睡笑・八〉
く‐めん【工面】
[名](スル)《「ぐめん」とも》 1 いろいろ手段・方法を考えて手はずを整えること。特に、なんとか工夫して金銭を用意すること。算段。「旅費を—する」 2 金回り。ふところぐあい。「—のいい馴染に...
ぐうたら
[名・形動]気力に欠けていて、すぐ怠けようとすること。不精でいいかげんなさま。また、そういう人。「—な生活を送る」「—亭主」
けい‐はく【敬白】
《うやまい謹んで申し上げるの意》手紙や願文(がんもん)などの末尾に用いる語。「謹啓」と対応する。敬具。「亭主—」 [補説]古くは「けいびゃく」といった。
小口(こぐち)を利(き)・く
利口ぶったことを言う。多少弁舌の才がある。「この商売屋の亭主とみえて、少し小口でも利かうといふ男」〈滑・膝栗毛・六〉
こなた‐さま【此方様】
[代]二人称の人代名詞。あなたさま。「江戸元結屋の亭主は—の旦那と承りまして御座る」〈浮・好色盛衰記・五〉
ごく‐どう【極道/獄道】
[名・形動] 1 悪事を行ったり、酒色や道楽にふけったりすること。身持ちが悪く、素行のおさまらないこと。また、そういう人や、そのさま。「—な亭主」「—の限りを尽くす」 2 素行の悪い人をののしっ...
ござい・す【御座いす】
[動サ特活]《「ございやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「芸者しゅにおかよといふは—・せん」〈洒・一目土堤〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でござ...