あねさま‐ごと【姉様事】
女の子が姉様人形を並べて遊ぶこと。姉様ごっこ。
あねさま‐にんぎょう【姉様人形】
縮緬紙(ちりめんがみ)で髪を作り、千代紙・布などで作った衣装を着せて、ままごとに使う花嫁姿の人形。
あま‐がつ【天児/天倪】
形代(かたしろ)として幼児のそばに置き、災厄を移し負わせる人形。後世は、幼児のはう姿をかたどった這子(ほうこ)をもいう。「ちごうつくしみし給ふ御心にて—など御手づから作り」〈源・若菜上〉
あみ‐ぐるみ【編み包み】
毛糸を編んで形を作り、中に綿などを詰めた人形。
あやつり【操り】
1 操ること。また、そのしかけ。「かくして奇怪なる運命の—によって」〈長与・青銅の基督〉 2 操り人形。また、操り芝居。
あやつり‐きょうげん【操り狂言】
1 操り芝居のこと。 2 人形浄瑠璃を歌舞伎化したもの。義太夫狂言。丸本(まるほん)歌舞伎。
あやつりさんば【操三番】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「柳糸引御摂(やなぎのいとひくやごひいき)」。嘉永6年(1853)江戸河原崎座で初演。翁(おきな)・千歳(せんざい)をぜんまい人形、三番叟(さんばそう)を糸操りの所作で演...
あやつり‐しばい【操り芝居】
文楽など、操り人形を用いてする芝居。操り狂言。
あやつり‐じょうるり【操り浄瑠璃】
1 三味線を伴奏とした浄瑠璃に合わせて、人形を操る芝居。文楽など。操り芝居。人形浄瑠璃。 2 操り芝居で語る浄瑠璃。特に、義太夫節。
あやつり‐にんぎょう【操り人形】
1 操り芝居に用いる人形。糸操りと手遣いとがある。 2 他人の言うとおりに、どうにでも動く人。傀儡(かいらい)。「彼は社長の—にすぎない」