ゆき‐たが・う【行き違ふ】
[動ハ四]「ゆきちがう」に同じ。「従者(とものもの)ども皆—ひて、人もなかりけるを」〈今昔・二六・五〉
ゆき‐むか・う【行き向かふ】
[動ハ四] 1 年月が経過しては、またやってくる。次々と過ぎてまたやってくる。「—・ふ年の緒長く仕へ来し」〈万・三三二四〉 2 出かけて行く。出向く。「かの粟田口の宮に—・ひて」〈今昔・三一・一...
ゆ・でる【茹でる】
[動ダ下一][文]ゆ・づ[ダ下二] 1 熱湯に入れて煮る。うでる。「枝豆を—・でる」 2 患部を湯に浸したり、湯気で蒸したりする。「左の方の肱(かひな)を突き折りたれば、それを—・でんがために来...
ゆぶ‐ゆぶ
[副]水けを含み、ぶよぶよしているさま。ぶくぶく。「一身、—と腫(ふく)れたる者」〈今昔・二四・七〉
弓(ゆみ)を外(はず)・す
弓の弦を外す。武装解除する意を表す。「若干の軍は皆—・し、大刀(たち)棄て」〈今昔・一〇・三一〉
ゆめ‐ゆめ
[副]《副詞「ゆめ」を繰り返して意味を強めた語。「努努」「努力努力」などとも当てて書く》 1 (あとに禁止を表す語を伴って)決して。断じて。「—忘れるな」 2 (あとに打消しの語を伴って)少しも...
ゆる【緩】
[形動ナリ] 1 締め方がきつくないさま。ゆるいさま。「(髪ヲ)いと—にひき結はせ給ひて」〈栄花・楚王の夢〉 2 ゆっくりとしたさま。「花誘ふ風—に吹きける夕暮れに」〈宇津保・国譲下〉 3 寛大...
よう【様】
1 姿・形。ありさま。ようす。「日ごろありつる—、くづしかたらひて、とばかりあるに」〈かげろふ・上〉 2 方法。やり方。「その山見るに、さらに登るべき—なし」〈竹取〉 3 理由。事情。わけ。「参...
よう‐し【夭死】
[名](スル)年が若いうちに死ぬこと。わかじに。夭折。「—してとくの昔になくなったが」〈寅彦・読書の今昔〉
よう・す【用す】
[動サ変]《「ようず」とも》用いる。「願ひにしたがひてこれを取り—・す」〈今昔・二・八〉