あく‐せ【悪世】
悪い世の中。特に、仏法の衰えた時代。末法の世。末世。「末代—に及ばんまで、この仏を一称一礼せん人は」〈今昔・一一・一五〉
あく‐そう【悪相】
1 恐ろしくて気味の悪い顔つき。醜い人相。 2 不吉な兆し。縁起の悪い現象。「天より悪事の物降り、様々の—を現ず」〈今昔・一・一三〉
あくみょう【悪名】
今東光の小説。昭和35年(1960)から昭和36年(1961)「週刊朝日」誌に連載。河内生まれの若者を主人公とする任侠(にんきょう)もの。昭和36年(1961)、勝新太郎、田宮二郎の共演により映...
悪夢(あくむ)から覚(さ)・める
今まで自覚せずに行ってきた悪いことに気づく。
あぐ・ねる【倦ねる】
[動ナ下一]いろいろ努力しても思うような結果が得られないで困ってしまう。もてあます。「今朝から美登利の機嫌が悪くて皆な—・ねて困って居ます」〈一葉・たけくらべ〉 [補説]現代では、「考えあぐねる...
アグリジェント【Agrigento】
イタリア、シチリア島南西部の都市。紀元前6世紀にギリシャの植民都市として建設され、前5世紀にカルタゴに破壊されるまで栄えた。地中海を見下ろす丘に、ゼウス神殿やジュノーネラチニア神殿など、20余の...
あけ‐むつ【明け六つ】
昔の時刻名で、明け方の六つ時。今の午前6時ころ。また、その時刻に鳴らす鐘。⇔暮れ六つ。
あ・ける【明ける/開ける/空ける】
[動カ下一][文]あ・く[カ下二] 1 (明ける)あるひと続きの時間・期間・状態が終わって、次の時間・期間・状態になる。 ㋐朝になる。「夜が—・ける」⇔暮れる。 ㋑年が改まる。「年が—・ける」⇔...
あけ‐わた・す【明け渡す】
[動サ五(四)]今まで住んでいた建物や土地などを立ち退いて人の手に渡す。「店を—・す」「城を—・す」
あげ‐せん【上げ銭/揚げ銭】
1 手数料。賃貸料。「一月の—が積もったら大きな事だらう」〈滑・浮世床・二〉 2 労働に対する代金。賃金。「—の残りも今日はすっきりと取って」〈浄・二枚絵草紙〉 3 芸者や遊女と遊ぶ代金。揚げ代...