ま【魔】
[常用漢字] [音]マ(呉) 1 人をまどわし、災いをもたらすもの。化け物。「魔手/色魔・睡魔・白魔・病魔・夢魔・妖魔(ようま)」 2 人を物事に熱中させるもの。「詩魔」 3 不思議な術。「魔法...
ま‐おう【魔王】
1 仏道修行や善事を行おうとする気持ちを妨げる天魔の王。欲界の第六天の王。 2 人に災いを与えたり、悪の道に陥れたりする魔物。 [補説]作品名別項。→魔王
ま‐ぐん【魔軍】
悪魔の軍勢。仏道を妨げる一切の悪事のたとえにいう。
まこと‐の‐みち【真の道】
1 仏の道。仏道。「浮世をいとひ、—に入らせ給へども」〈平家・灌頂〉 2 本来あるべき道。本来守るべき道。「大むねすなほにおだしく侍らん、—なるべし」〈ささめごと〉
ま‐しょう【魔障】
仏語。仏道の修行の妨げをなすもの。また、悪魔。
みょうえしょうにんいくん【明恵上人遺訓】
鎌倉時代の法語集。1巻。明恵の口述を弟子の高信が筆記。嘉禎4年(1238)成立。仏道修行の心構えや教戒など50余条を述べたもの。阿留辺幾夜宇和。
むじょう‐どう【無上道】
仏語。この上なくすぐれた道。仏道。最高の悟り。
む‐そう【無相】
仏語。 1 姿・形のないこと。⇔有相(うそう)。 2 一切の執着を離れた境地。仏道修行の三解脱門(さんげだつもん)の一。