せき‐ぶつ【石仏】
石で作った仏像。または磨崖仏(まがいぶつ)など、岩肌に刻まれた仏像。
世帯(せたい)仏法(ぶっぽう)腹念仏(はらねぶつ)
仏法も念仏も、要するに現世の生活のためのものにほかならないの意。「—、口に食ふが一大事」〈浄・今宮の心中〉
せめ‐ねんぶつ【責(め)念仏】
鉦(かね)を鳴らしながら、高い声で早口に唱える念仏。せめねぶつ。
せんじゅ‐ねんぶつ【専修念仏】
仏語。他の行をせず、ただひたすら念仏だけを唱えること。
せんたい‐ぶつ【千体仏】
一つの面に多数の小仏を彫刻したり描いたりしたもの。また、多数の仏像を一つの堂内に安置したもの。千仏。
せん‐ぶつ【先仏】
「前仏」に同じ。
せん‐ぶつ【千仏】
過去・現在・未来の三劫(さんごう)にそれぞれ現れるという千人の仏。特に現在の賢劫の千人の仏をいい、釈迦はその4番目の仏とされる。
せん‐ぶつ【塼仏/甎仏】
塼(煉瓦(れんが)のこと)に仏像を浮き彫りに表したもの。中国では六朝時代から唐代にかけて盛行。日本では奈良時代の橘寺・岡寺のものが知られる。
せん‐ぶつ【遷仏】
仏堂の修理または新築などのとき、仮堂に移しておいた仏像を、本堂へ移すこと。
せんぼん‐ねんぶつ【千本念仏】
京都市上京区の引接寺(いんじょうじ)(千本閻魔堂)で、古くは3月に行われた念仏法会。現在は5月下旬、念仏狂言を主として行われる。壬生(みぶ)狂言・嵯峨大念仏とともに、京都三大念仏の一。閻魔堂大...