たいない‐ぶつ【胎内仏】
仏像の胎内に納められた小仏像。平安時代以後にみられる。
たか‐ねんぶつ【高念仏】
声を高く張り上げて念仏を唱えること。たかねぶつ。「阿弥陀仏、阿弥陀仏と—申して」〈盛衰記・一八〉
たちき‐ぶつ【立(ち)木仏】
立ち木のまま彫り出した仏像。また、そのように似せて彫成した仏像。仏教と霊木信仰とが結びついて8世紀ごろ発生したもので、10〜12世紀の遺品が多い。
たち‐ぼとけ【立(ち)仏】
立ち姿の仏像。また、立っている仏。りゅうぶつ。→居仏(いぼとけ)
りゅう‐ぶつ【立仏】
⇒たちぼとけ(立仏)
たりき‐ねんぶつ【他力念仏】
他力の救いを信じて阿弥陀仏の名を唱える念仏。⇔自力念仏。
たんじょう‐ぶつ【誕生仏】
釈迦が誕生したとき、右手で天を指し、左手で大地を指して「天上天下唯我独尊」と唱えたという姿をかたどった像。灌仏会(かんぶつえ)のときにこの像に甘茶を注ぐ。《季 春》
だい‐ねんぶつ【大念仏】
1 大声で阿弥陀仏の名を唱えること。また、その法会。陰暦3月15日に東京隅田川のほとりの木母寺で行われるものが有名。 2 釈迦牟尼(しゃかむに)仏の名を唱えること。また、その法会。陰暦3月6日か...
だい‐ぶつ【大仏】
丈六(高さ1丈6尺、すなわち約4.8メートル)以上の大きな仏像。奈良東大寺の盧舎那仏(るしゃなぶつ)、鎌倉高徳院の阿弥陀如来などが有名。
だ‐ぶつ【陀仏】
「阿弥陀仏(あみだぶつ)」の略。→御陀仏(おだぶつ)