馬(うま)の耳(みみ)に念仏(ねんぶつ)
馬にありがたい念仏を聞かせても無駄である。いくら意見をしても全く効き目のないことのたとえ。馬の耳に風。馬耳東風。
えい‐ふつ【英仏】
イギリスとフランス。英国と仏国。「—海峡」
えんくう‐ぶつ【円空仏】
円空作の木彫りの仏像。鉈(なた)彫りによる素朴で大胆な作風が特色。現在まで二千数百体が発見されている。
えんまどう‐だいねんぶつ【閻魔堂大念仏】
京都大報恩寺(千本釈迦堂)で行われる、千本(せんぼん)念仏のこと。
おおくぼ‐しぶつ【大窪詩仏】
[1767〜1837]江戸後期の漢詩人。常陸(ひたち)の人。名は行(こう)。字(あざな)は天民。宋元(そうげん)の詩風の清新さを学ぶことを唱え、江戸詩壇の一中心となった。詩集に「詩聖堂詩集」。
おおたに‐くぶつ【大谷句仏】
[1875〜1943]俳人。真宗大谷派の第23世法主(ほっす)。京都の生まれ。名は光演。俳誌「懸葵(かけあおい)」の中心的メンバー。句集に「夢の跡」「我は我」など。
おおや‐の‐せきぶつ【大谷の石仏】
宇都宮市大谷町の天台宗大谷寺にある磨崖仏(まがいぶつ)。千手観音・阿弥陀三尊像などで、多くは平安時代、一部は鎌倉初期の作とされる。
おしだし‐ぶつ【押出仏】
仏像造法の一。半肉彫りの原型の上に薄い銅板を置き、鎚(つち)で打って原型と同じ像形を浮き出させるもの。また、その像。中国の影響を受け、飛鳥・白鳳・天平時代に盛んに行われた。鎚鍱像(ついちょうぞう)。
お‐だぶつ【御陀仏】
《往生際に阿弥陀仏(あみだぶつ)の名を唱える意から》 1 死ぬこと。「この高さから落ちたら—だ」 2 物事がだめになること。また、失敗に終わること。「計画が—になる」
おどり‐ねんぶつ【踊り念仏】
太鼓や鉦(かね)を打って、踊りながら一心不乱に念仏する空也念仏のこと。また、そのように念仏する泡斎念仏・六斎念仏・葛西(かさい)念仏などの称。念仏踊り。