いだし‐ぎぬ【出衣】
1 直衣(のうし)または衣冠姿で、美しく仕立てた内着の衵(あこめ)の裾先を袍(ほう)の襴(らん)の下からのぞかせること。出衵(いだしあこめ)。出袿(いだしうちき)。出褄(いだしづま)。 2 寝殿...
いちろく‐づくり【一六作り】
菊の花の仕立て方で、中央に一輪、周囲に六輪の花を咲かせるもの。中菊と丁字菊(ちょうじぎく)を交互にまぜて植える。
いっぽん‐ぎょう【一品経】
《「いっぽんきょう」とも》 1 法華経などの写経の際、多くの人が一品ずつ分担して書写すること。 2 法華経二十八品を一品ずつ各一巻に仕立てたもの。また、その一品ずつを仏前で読誦(どくじゅ)すること。
いつえ‐の‐からぎぬ【五重の唐衣】
表と裏との間に中陪(なかべ)を3枚加えて仕立てた唐衣。一説に、地紋の上にさらに五彩の色糸で文様を織り出した唐衣。「若き人は菊の—を心々にしたり」〈紫式部日記〉
いつの‐ぶとん【五幅布団】
表裏とも並幅の布を5枚縫い合わせて仕立てた布団。五布(いつぬの)布団。
いろ‐むじ【色無地】
黒以外の一色で染めた、文様のない和服地。また、それで仕立てた着物。家紋を入れて略礼装とすることもある。
イージー‐オーダー
《(和)easy+order》洋服の仕立てで、あらかじめ幾種類かの型を用意し、客のからだの寸法に応じて細部を修正し、仮縫いなしに仕立てる方法。 [補説]英語ではsemi-custom-made
うしお‐じる【潮汁】
タイ・スズキ・ハマグリなどを、薄い塩味で仕立てた吸い物。海辺で潮をくみ取って魚を煮たのが始めという。
うしろばり‐の‐おおくち【後張の大口】
大口袴(おおくちばかま)の一。前面を精好(せいごう)織り、後面をさらに横糸を太くした大(おお)精好で仕立てて、後ろ腰を張らせて着用する。風流(ふりゅう)のときは直垂(ひたたれ)の袴を省略すること...
うす‐がね【薄金】
1 薄い金属。 2 薄い鉄札(てつざね)で仕立てた鎧(よろい)。源氏八領の鎧の一つが有名。