うた‐ぎれ【歌切】
和歌の冊子・巻物などにある古人の名筆を、手鑑(てかがみ)にはりつけたり掛け物に仕立てたりするのに適した大きさに切り取ったもの。古今集高野切(こうやぎれ)、小野道風の本阿弥切(ほんあみぎれ)など。
うち‐どの【打ち殿/擣ち殿】
装束に仕立てる平絹や綾を砧(きぬた)で打ってつや出しするための建物。「ここかしこの—より参らせたる擣(う)ち物ども」〈源・玉鬘〉
うのはな‐じる【卯の花汁】
おからとアサリのむき身、野菜などを入れた味噌仕立ての汁。おから汁。
うめちゃ‐づくり【埋め茶造(り)】
埋め茶女郎を置いた遊女屋の店の造り。散茶女郎の店を改造して大格子(おおごうし)の内側を局(つぼね)座敷に仕立て、狭い庭をつけたもの。
うら‐じ【裏地】
衣服などを袷(あわせ)仕立てにするとき裏につける布地。⇔表地。
うんどう‐ぎ【運動着】
運動をするときに着る衣服。汗を吸い、乾きやすい生地で動きやすく仕立てる。
えいぞう‐か【映像化】
[名](スル)小説などを映画やテレビドラマにすること。また、撮影・録画したものを映像作品に仕立てること。「源氏物語を—する」
えちご‐かたびら【越後帷子】
越後小千谷(おぢや)地方で産出する、越後上布(じょうふ)や越後縮(ちぢみ)で仕立てた単(ひとえ)。
えば‐しぼり【絵羽絞(り)】
絞り染めの一。仮仕立てをした着物に模様を描き、仮仕立てを解いてから絞り染めにすること。また、その染めたもの。
えば‐ぬい【絵羽縫い】
和服で、縫い目で絵羽模様が食い違わないように仮仕立てをすること。