し‐がく【仕学】
仕官することと学問をすること。また、実務能力と学問的能力。「—並び長ず」
し‐がく【仕覚】
[名](スル) 1 才覚。くふう。やりくり。「京へまた出て生活(くら)すように—しよう」〈露伴・椀久物語〉 2 たくわえ。用意。「三年越しの長煩ひだから—がねえと思ひなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉
し‐がち【仕勝ち】
[形動][文][ナリ]とかくそうする傾向があるさま。「あわてていると忘れ物を—だ」
し‐きせ【仕着せ/為着せ/四季施】
1 主人が使用人に、季節に応じた衣服を与えること。また、その衣服。おしきせ。「仲働(なかばたらき)を雇うとしますと、給金から、年二度の—から」〈二葉亭・其面影〉 2 江戸時代、幕府が右筆(ゆうひ...
しきせ‐だい【仕着せ代】
仕着せ2の代わりに給与した金銭。
し‐きたり【仕来り/為来り】
《動詞「しき(仕来)たる」の連用形から》昔からの習慣。ならわし。慣例。「—を守る」「—に縛られる」
し‐きた・る【仕来る/為来る】
[動ラ五(四)]昔から引き続き行ってきている。慣例としてきている。「この長い行商の旅は、ずっと以前から—・ったことで」〈藤村・家〉
し‐きり【仕切り】
1 区切ること。また、そのもの。「ついたてで—を作る」 2 商売で、帳簿または取引の締めくくりをつけること。決算。 3 「仕切り金(がね)」の略。「日本橋へ魚の—を取りに行く男だとか」〈風葉・恋...
しきり‐いた【仕切り板】
1 間を区切る板。 2 船舶で、ばら荷の片寄りを防ぐために、船倉内に船体の中心線に沿って設ける板。荷止め板。
しきり‐がね【仕切り金/仕切り銀】
売り手が買い手から受け取るべき代金・諸経費の総額。しきりきん。しきりぎん。「—のうち二貫目出してつくばはれける」〈浮・一代女・五〉