ささ‐やぐら【笹櫓】
江戸時代、小芝居のこと。江戸三座以外の芝居。官許の大芝居が表に櫓(やぐら)を設けたのに対して、それを許されない小規模の劇場が、代わりに笹を目印として立てたところからいう。
さし‐こ【差袴/指袴/指子】
指貫(さしぬき)の裾を短くして足首までとし、くくりを入れない袴(はかま)。近世以降、公家が指貫の代わりに用いた。
さし‐ちがえ【刺(し)違え】
刃物で互いに相手を刺すこと。比喩的に、自分も損する代わりに相手にも損をさせる意にも使う。「—を覚悟の行動」
さつま‐ぐろ【薩摩黒】
薩摩地方から産する黒い石。那智黒(なちぐろ)の代わりに盆石として用いられる。
さ‐はい【差配】
[名](スル) 1 とりあつかうこと。世話をすること。また、指図すること。 2 手分けして事務をとりあつかうこと。 3 所有主の代わりに貸地・貸家などの管理をすること。また、その人。「—人」「戸...
さん【三/参】
1 数の名。2の次、4の前の数。みっつ。みつ。 2 3番目。第3。 3 三味線で、三の糸。 [補説]「参」は、主に証書などに金額を記すとき、間違いを防ぐために「三」の代わりに用いることがある。
さんかく‐がっぺい【三角合併】
吸収合併の方法の一つ。合併される会社(消滅会社)の株主に対して、合併の対価として、合併する会社(存続会社)の株式の代わりに、親会社の株式を交付して行う合併をいう。存続会社の親会社は、子会社を完全...
さん‐し【三史】
中国古代の三つの史書。史記・漢書(かんじょ)・後漢書をいう。後漢書の代わりに東観漢記を当てることもある。
さんじゃく‐おび【三尺帯】
1 長さが鯨尺で約3尺ある一重まわしの帯。木綿をしごいて用いる。本来は職人が三尺手ぬぐいを帯代わりに使ったもの。のちには長くして子供用などにした。 2 《多く1をしめていたところから》職人や遊び...
さん‐じょ【散所】
1 随身(ずいじん)などがその本官の役所に出仕せず、他の者、特に有力貴族などに所属していること。また、その人。 2 古代末期から中世にかけて、貴族や社寺に隷属し、労務を提供する代わりに年貢を免除...