しぜん‐きかしょくぶつ【史前帰化植物】
帰化植物のうち、有史以前に稲や麦などの栽培植物とともに日本にもたらされた植物。ナズナ、ヤエムグラ、スベリヒユをはじめ、水田や畑の耕地雑草が多く含まれる。江戸時代末期以前に大陸との交流で渡来したも...
しぜん‐てつがく【自然哲学】
一般に、自然を総合的、統一的に解釈し、説明しようとする哲学をいう。哲学は古代ギリシャでこのような自然の原理的探究として誕生した。近代以降では、自然科学を成り立たせる根本概念や前提について存在論的...
しちこん‐の‐ひきでもの【七献の引出物】
室町時代以降、武家の酒宴の際の客への進物。初献に馬、二献に太刀、三献に鎧(よろい)または腹巻き、四献に弓と征矢(そや)、五献に沓(くつ)と行縢(むかばき)、六献に鞘巻(さやまき)、七献に小袖を次...
しちよう‐れき【七曜暦】
七曜の位置を記した暦。平安時代以降、元日の節会(せちえ)に中務(なかつかさ)省が陰陽寮に命じて奉った。七曜の御暦(ごりゃく)。
しつい【室韋/失韋】
6世紀から10世紀にかけて、中国北東部の嫩江(のんこう)流域を中心に居住した部族。蒙古族とツングース族との混血といわれる。隋・唐以降は、韃靼(だったん)・阻卜(そぼく)と同義に用いられた。
シテ‐ソレイユ【Cité Soleil】
ハイチの首都ポルトープランスの一地区。市街北部の海岸沿いに位置する。カリブ海諸国最大級のスラムが広がる。2004年以降、国連および同国警察による治安維持活動が進められている。
してんのう‐じ【四天王寺】
大阪市天王寺区にある和宗の総本山。もと天台宗。山号は荒陵山。聖徳太子の創建と伝える。四天王寺式伽藍(がらん)配置をもち、承和3年(836)以降たびたび焼失、現在の伽藍は、第二次大戦後復興されたも...
し・ぬ【死ぬ】
[動ナ五][文][ナ四・ナ変]《古くはナ行変格活用。室町時代ころからナ行四段活用が見られるようになり、江戸時代には二つの活用が並存。明治以降はナ行四段(五段)活用が一般的になったが、なお「死ぬる...
シネマ‐コンプレックス【cinema complex】
複合映画館。一つの建物に映画館が複数併設されているもので、客の嗜好(しこう)にきめ細かく対応できるなどの利点がある。欧米に多くみられたが、日本にも平成5年(1993)に導入されて以降、数が増えて...
しほう‐はい【四方拝】
《近世は「しほうばい」とも》1月1日の早朝に行われる皇室祭祀(さいし)。天皇が清涼殿の東庭に出て、属星(ぞくしょう)・天地四方・山陵を拝し、五穀豊穣・天下太平を祈る。明治以降は神嘉殿で、皇大神宮...