かもめ‐じり【鴎尻】
《水上に浮かぶカモメの尾が跳ね上がるようすに似るところから》 1 太刀の尻が上に反るように腰に差すこと。伊達(だて)な姿。 2 はかりのさおの尻が上に跳ねるほど、量り目を十分に取ること。「一匁の...
きおい‐かか・る【競ひ掛かる】
[動ラ四] 1 勢い込んで激しく攻めかかる。「味方—・り候間、敵方引き退き候」〈伊達日記・上〉 2 勢い込む。「お悦(よろこ)びであらうと—・って戻ったに」〈浄・栬狩剣本地〉
きょう‐かく【侠客】
義侠・任侠を建て前として世渡りする人。町奴(まちやっこ)・博徒(ばくと)など。男伊達(おとこだて)。侠者。
きん‐つば【金鍔/金鐔】
1 金または金色の金属で作った、刀の鍔。近世、伊達(だて)な風俗とされた。 2 「金鍔焼き」の略。 3 ぜいたくで華美な人。「—は余程かうじた山師なり」〈柳多留・五〉 4 主君の寵愛(ちょうあい...
ぎけい‐どう【義経堂】
1 平泉の衣川の館にある、源義経の木像を安置した堂。天和3年(1683)仙台藩主伊達綱村が建立。高館(たかだち)義経堂。 2 ⇒よしつねどう
くにもち‐だいみょう【国持大名】
江戸時代、主に大領国を持ち、御三家に次ぐ家格を有した大名。前田・島津・伊達など18家(あるいは20家)あった。国大名。国持衆。
くわぞめ‐たび【桑染(め)足袋】
薄黄色に染めた木綿足袋。貞享・元禄(1684〜1704)ごろ、主に伊達者(だてしゃ)が用いた。
けいちょう‐けんおうしせつ【慶長遣欧使節】
慶長18年(1613)仙台藩主伊達政宗が家臣の支倉常長(はせくらつねなが)をローマ教皇庁に派遣した使節。日本を出発し、メキシコを経てイスパニアに至り国王フェリペ3世に謁見、さらにローマに至り教皇...
け‐しょう【化粧/仮粧】
[名](スル) 1 紅(べに)やおしろいなどを使って、顔を美しく見えるようにすること。つくり。けそう。「念入りに—する」 2 物の表面を美しく飾ること。「壁を白いペンキで—する」「雪—」 3 う...
賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒(さむ)し
《賢者は清貧のために食べ物にも事欠き、伊達者は見えを張って薄着をするので寒い思いをするという意から》世間並みでない行いをする人はつらい目にあうの意。