かえるつぼかび‐しょう【蛙壺黴症】
ツボカビの一種であるカエルツボカビによって起こる感染症。カエルなどの両生類が感染すると大量死を招くことがある。人間には感染しない。アフリカから輸出されたアフリカツメガエルとともに世界中に伝播した...
きょく‐ちょうちょうは【極超長波】
波長が100〜10万キロメートル、周波数3〜3キロヘルツの電波。地中や水中を伝播する性質があるため、潜水艦通信や鉱山での通信に利用される。
きんせつば‐こう【近接場光】
光の波長よりも極めて小さい開口部などで、局所的にまとわりつくように存在する特殊な光。プリズムなどの全反射における反射面の背後ににじみ出る光(エバネッセント光)もその一。いずれも一般的な光と異なり...
グラウンド‐クラッター【ground clutter】
気象観測や航空管制のレーダーで、大気中で電波が異常伝播することによって経路が変化し、地上の構造物や樹木などから反射したエコーのこと。
こくさい‐じゅうえきじむきょく【国際獣疫事務局】
家畜の伝染性疾病の伝播を防ぐための情報交換・研究協力を目的とする国際機関。1924年設立。日本は1930年に加盟。本部はパリ。毎年の総会で決定する家畜の安全基準が世界貿易機関の国際基準となる。世...
こくさい‐ほけんきそく【国際保健規則】
感染症などによる国際的な健康危機に対応するために世界保健機関(WHO)が定めた規則。「国際交通に与える影響を最小限に抑えつつ、疾病の国際的伝播を最大限防止すること」を目的とする。1951年に国際...
こりつ‐は【孤立波】
単独の山または谷だけが波形を変えず一定の速度で伝播する波。19世紀に英国の技術者J=S=ラッセルが水面に生じた局所的な波が伝播する現象を観察し、孤立波と名付けた。粒子のように振る舞う孤立波は特に...
コロナウイルス【Coronavirus】
風邪などの呼吸器感染症を起こすウイルス。名称は、表面に花弁状の突起があり、太陽のコロナのように見えることから。飛沫感染や接触感染で伝播し、通常は、軽度から中等度の呼吸器症状を起こすが、SARSコ...
コロナ‐しつりょうほうしゅつ【コロナ質量放出】
太陽のフレアなどに伴い、突発的に大量のプラズマを惑星空間へ放出する現象。通常の太陽風の2倍近い速度で伝播し、地球の磁気圏に衝突して磁気嵐などを引き起こすことが知られている。CME(coronal...
さいしゅう‐さんらんめん【最終散乱面】
現在観測される宇宙背景放射の放出面。ビッグバン以来、膨張を続ける宇宙の歴史において、電磁波が初めて自由に伝播できるようになった宇宙の晴れ上がりの時期に、黒体放射がなされた面のこと。