でん‐え【伝衣】
《連声(れんじょう)で「でんね」とも》法脈伝授の証として師から弟子に伝えられる法衣。転じて、法脈を伝えること。
でん‐えき【伝駅】
1 律令制の伝と駅。 2 宿継ぎの人馬。
でんおん‐なんちょう【伝音難聴】
音を伝える外耳・中耳・鼓膜の障害による難聴。聴神経には異常がないので治療可能なことが多く、補聴器を使用すると聞き取りやすくなる。
でん‐か【伝家】
代々その家に伝わること。家伝。
でん‐か【伝花】
生け花で、各流派に伝えられている一定の形態と手法。
でんか‐の‐ほうとう【伝家の宝刀】
家に代々伝わる大切な刀。転じて、いよいよという場合にのみ使用するもの。切り札。「—を抜く」 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「伝家の宝刀」を...
でん‐き【伝奇】
1 現実には起こりそうにない、不思議な話。また、そのような話を題材とした、幻想的で怪奇な物語や小説。 2 中国で、唐代に起こった、人生の諸相を描いた文語体の短編小説。「枕中記」「鶯鶯伝」など。ま...
でん‐き【伝記】
1 個人の生涯にわたる行動や業績を叙述したもの。「偉人の—」 2 古くから伝えられている事柄の記録。
でん‐き【伝騎】
伝令の任務を帯びた騎兵。
でんきしゅう【伝奇集】
《原題、(スペイン)Ficciones》ボルヘスの短編集。1944年刊。古今東西の伝説・神話・哲学を題材にした作品集で、2部17作品からなる。