しとぎょうでん【使徒行伝】
新約聖書の中で、四福音書に次ぐ5番目の文書。初代教会の歴史を伝えるが、ペテロの宣教、パウロの布教旅行などの記述が主要な内容となっている。使徒行録。
しゅんこうでん【春香伝】
朝鮮の唱劇(歌劇)。18世紀末の成立という。知事の息子李夢竜(りぼうりょう)と妓生の娘春香とが苦難を乗り越えて結ばれる恋愛物語。俗謡をもとにした小説を脚色したもの。
しゅんじゅうくようでん【春秋公羊伝】
「春秋」の注釈書。11巻。公羊高の著と伝えられる。春秋三伝の一。儒教的政治や倫理を「春秋」の表現に即して解釈している。公羊伝。
しゅんじゅうこくりょうでん【春秋穀梁伝】
「春秋」の注釈書。12巻。魯(ろ)の穀梁赤(こくりょうせき)の著と伝えられる。春秋三伝の一。形式は「公羊伝」に近いが、思想的には法家的色彩が濃い。穀梁伝。
しゅんじゅうさしでん【春秋左氏伝】
「春秋」の注釈書。30巻。魯(ろ)の左丘明(さきゅうめい)著と伝えられる。春秋三伝の一。歴史的記事に富み、説話や逸話を多く集め、また、礼制に詳しく国家興亡の理を説く。左伝。左氏伝。
しゅんじゅうさでん【春秋左伝】
⇒春秋左氏伝
しゅんじゅう‐さんでん【春秋三伝】
「春秋」についての3種の注釈書、左氏(さし)伝・穀梁(こくりょう)伝・公羊(くよう)伝の総称。
しょう‐でん【小伝】
簡単な伝記。略伝。
しょう‐でん【承伝】
受け継いで伝えること。伝承。
しょう‐でん【詳伝】
経歴・業績などをくわしく書いた伝記。「創業者の—」⇔略伝。