あキューせいでん【阿Q正伝】
魯迅(ろじん)の中編小説。1921年発表。辛亥(しんがい)革命を背景に、阿Qという放浪農民の行状を風刺的かつ悲劇的に描き、当時の中国社会の病根を鋭く浮き彫りにした。
あるこころのじじょでん【ある心の自叙伝】
長谷川如是閑の自叙伝。昭和25年(1950)刊。
いしょうにほんでん【異称日本伝】
江戸初期の史書。3巻。京都の儒医松下見林著。元禄6年(1693)刊。中国・朝鮮の史書から日本関係の記事を抜き出して編集したもの。
いっか‐そうでん【一家相伝】
特別な技術などを代々伝え持っていること。「—の製法」
いっし‐そうでん【一子相伝】
学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること。
かでん【家伝】
[共通する意味] ★その家に代々伝わっている事物。[英] hereditary《形》[使い分け]【1】「家伝」は、その家に代々伝わっている独特の秘密の技法や方法などをいう。【2】「伝家」「重代」...
けんでん【喧伝】
[共通する意味] ★大げさな宣伝をすること。[英] propagandizing extensively[使い方]〔鳴り物入り〕▽鳴り物入りで入団した選手▽鳴り物入りでデビューする〔喧伝〕スル▽...
じじょでん【自叙伝】
[共通する意味] ★自分で書いた、自分がこれまでどのように生きてきたかの物語。[英] an autobiography[使い方]〔自伝〕▽大統領の自伝がベストセラーになる▽自伝風小説〔自叙伝〕▽...
じでん【自伝】
[共通する意味] ★自分で書いた、自分がこれまでどのように生きてきたかの物語。[英] an autobiography[使い方]〔自伝〕▽大統領の自伝がベストセラーになる▽自伝風小説〔自叙伝〕▽...
せんでん【宣伝】
[共通する意味] ★世間に広く知らせること。[英] to advertisement; to propaganda[使い方]〔宣伝〕スル〔広告〕スル〔PR〕スル[使い分け]【1】「宣伝」は、最も...
いっしそうでん【一子相伝】
学問や技芸などの秘伝や奥義を、自分の子供の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないこと。▽「相伝」は代々伝えること。
きょうげべつでん【教外別伝】
悟りは言葉や文字で伝えられるものではなく、直接心から心へと伝えるものであるということ。▽禅宗の語。「外」は「がい」とも読む。
しこさんでん【市虎三伝】
⇒ さんにんせいこ(三人成虎)
ふしそうでん【父子相伝】
学問や技芸などの奥義を、父から子だけに伝えていくこと。▽「相伝」は代々伝えること。
めんきょかいでん【免許皆伝】
武術や技術などの奥義を、師匠が弟子に残らず伝えること。▽「免」「許」はともに許すこと。「皆伝」は師から奥義をすべて伝えられること。
いわせ‐きょうでん【岩瀬京伝】
⇒山東京伝(さんとうきょうでん)
さんとう‐きょうでん【山東京伝】
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒(いわせさむる)。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演(まさのぶ)と名乗る。のち、戯作に筆をふるった。寛政の改...
すうでん【崇伝】
[1569〜1633]江戸初期の臨済宗の僧。字(あざな)は以心。徳川家康に招かれて駿府(すんぷ)に金地院(こんちいん)を建て、政治外交に深くかかわり黒衣の宰相と称された。諡号は円照本光国師。著「...
たかはし‐おでん【高橋お伝】
[1851〜1879]夫殺しその他の悪事を重ね、明治初期に処刑された女性。群馬の生まれ。その行状は仮名垣魯文「高橋阿伝夜叉譚(やしゃものがたり)」、河竹黙阿弥「綴合於伝仮名書(とじあわせおでんの...
つかはら‐ぼくでん【塚原卜伝】
[1489〜1571]室町後期の剣客。常陸(ひたち)の人。卜伝流(新当流)の祖。上泉伊勢守に新陰流を学び、流派を成したのち諸国を歴遊してその弘布に努めた。足利義輝(あしかがよしてる)・北畠具教(...