とうば・る【似る】
[動ラ四]《「賜(とうば)る」と同語源》貴人の容貌を受けて、その人に似る。「かほすがた天皇に—・れり」〈雄略紀〉
に【似】
[語素]体言の下に付いて、そのものに似ているさまを表す。「母親—」「他人の空—」
に‐あい【似合(い)】
似合うこと。ふさわしいこと。「—のカップル」
に‐あ・う【似合う】
[動ワ五(ハ四)]ちょうどよくつりあう。調和する。「着物がよく—・う人」「年に—・わず行動的だ」
に‐あわし・い【似合(わ)しい】
[形][文]にあは・し[シク]よく似合っている。ふさわしい。につかわしい。「—・い相手」「プロに—・からぬミス」 [派生]にあわしげ[形動]にあわしさ[名]
に‐かよ・う【似通う】
[動ワ五(ハ四)]互いによく似ている。「—・った顔立ち」
に‐がお【似顔】
「似顔絵」の略。
にがお‐え【似顔絵】
1 ある人の顔に似せて描いた絵。 2 浮世絵で、面貌(めんぼう)・姿を似せて描いた役者絵・美人画など。
に‐ぎす【似鱚/似義須】
サケ目ニギス科の海水魚。全長約20センチ。体は細長い筒形で、目が大きく、吻(ふん)がとがり、脂びれをもつ。背側は淡青色で腹側は銀白色。干物・練り製品として利用。
にげ‐な・い【似気無い】
[形][文]にげな・し[ク]ふさわしくない。似つかわしくない。「老人(としより)に—・い悪戯々々した顔つき」〈里見弴・安城家の兄弟〉