に‐ごい【似鯉】
コイ科の淡水魚。湖沼や中・下流の川底にすむ。全長約50センチ。体は細長くわずかに側扁し、口ひげは一対。背側は暗褐色で腹側は白い。食用。さい。
に・す【似す】
[動サ下二]「にせる」の文語形。
に‐すがた【似姿】
似せてつくった像や絵。肖像。
にせ‐え【似絵】
平安末期から鎌倉時代に流行した大和絵様式の肖像画。特に面貌(めんぼう)を写実的に描く。藤原隆信に始まり、その子信実によって大成された。代表作に信実の「後鳥羽上皇像」がある。
にせもん【似せ者】
松井今朝子の短編の時代小説。歌舞伎役者坂田藤十郎によく似た人物をめぐる物語。平成13年(2001)、雑誌「小説現代」に掲載。同作を表題作とする小説集は翌年刊行で、第128回直木賞候補作となった。
に・せる【似せる】
[動サ下一][文]に・す[サ下二]似るようにする。まねる。「実物に—・せる」
にた‐もの【似た者】
性格・好みなどが互いに似ている者。「—どうし」
にたもの‐ふうふ【似た者夫婦】
夫婦は互いに性質や好みが似るということ。また、性質や好みが似ている夫婦。
に‐たり【似たり】
1 にせもの。まがいもの。 2 近世、関東地方の河川で用いられた、平田船に似た大型の川船の一種。
にたり‐がい【似たり貝】
《女陰に似るところから》貽貝(いがい)の別名。