きゅう‐ちょう【急潮】
1 流れの速い潮流。 2 太平洋岸で、外洋水が沿岸に押し寄せる現象。冬季、沖合を低気圧が通過するときに起こることが多く、相模湾・駿河湾ではブリの大漁をもたらす。
きょく‐うず【極渦】
《「きょくか」とも》北極や南極の上空で、極点付近を中心に周回する大規模な大気の流れ。巨大な低気圧の渦で、秋から春にかけて活発になる。周極渦。極夜渦。
きょくたん‐きしょう【極端気象】
ゲリラ豪雨・スーパー台風・竜巻・爆弾低気圧など災害を引き起こす可能性がある激しい気象現象の総称。
ぎじ‐せいてん【疑似晴天】
悪天候の合間に、一時的に晴れ間が広がること。低気圧が通過する際に、一時的に天気が回復するが、数時間後には寒冷前線が通過し、再び気温が低下し、荒れた天候となる。疑似好天。
ぐ‐ふう【颶風】
1 強く激しい風。「砲車雲(もとくも)は拡がる、今にも一大—が吹起りそうに見える」〈二葉亭・浮雲〉 2 熱帯低気圧や温帯低気圧に伴う暴風をいう古い気象用語。
けいど‐ふう【傾度風】
気圧傾度による力、地球自転による転向力、等圧線が曲率をもつための遠心力がつりあって吹く風。等圧線に沿って定常的に吹き、北半球では低気圧の場合は左回り、高気圧の場合は右回りになる。
こう‐きあつ【高気圧】
周囲よりも気圧の高い所。天気図上では、閉じた等圧線に囲まれた気圧の高い所。高気圧の域内では、風は、北半球で時計回りに、南半球で反時計回りに吹く。一般に天気がよい。寒冷高気圧と温暖高気圧とがある。...
こうすい‐セル【降水セル】
個々の積乱雲を、大小さまざまな規模で対流する低気圧で構成された塊と見なしたもの。暴風雨をもたらす積乱雲の場合はストームセルともいい、特に大規模なものはスーパーセルとよばれる。セル。対流セル。
サイクロン【cyclone】
1 インド洋方面に発生する、強い熱帯低気圧。性質は台風と同様。 2 流体を旋回させ、遠心力と重力を利用して、流体中の固体微粒子を分離する装置。鉱物粒子と水との分離や、空気中の粉塵(ふんじん)粒子...
サーマル‐ロー【thermal low】
⇒熱的低気圧