のぶこ【伸子】
宮本百合子の長編小説。大正13年(1924)から大正15年(1926)にかけて「改造」誌に発表。自身のアメリカへの留学体験に基づく作品で、日本のフェミニズム文学史の観点からも重要な作品とされる。
はだ‐かんかく【肌感覚】
体験や見聞から感じとれること。「—でいうと観光客は数倍に増えた」
肌(はだ)で感(かん)・じる
実際に見聞きしたり体験したりして感じとる。「被災者の苦しみを—・じる」
はちがつのラプソディー【八月の狂詩曲】
黒沢明監督・脚本による映画の題名。平成3年(1991)公開。被爆体験を持つ祖母と孫たちの、ひと夏の交流を描く。原作は村田喜代子による芥川賞受賞小説「鍋の中」。
はつ‐たいけん【初体験】
初めての体験。特に、初めての性交体験。しょたいけん。
ハンズ‐オン【hands-on】
《実地の、の意》体験型の学習方法の一。実際に手で触れるなどの体験を通じて、より理解を深めることを目的とする。博物館の展示物を実際に操作したり、美術館で芸術作品に触れるなどの例がある。
バンデラ【Bandera】
米国テキサス州中央部の町。サンアントニオの北西約65キロメートル、ヒルカントリーとよばれる石灰岩性の丘陵地帯に位置する。「カウボーイの首都」とよばれ、カウボーイの生活や文化を体験できる観光牧場がある。
バーチャル【virtual】
[形動]実体を伴わないさま。仮想的。疑似的。「—な空間」「—な体験」
ひごうり‐しゅぎ【非合理主義】
哲学で、世界は理性や悟性によっては把握しえないとし、感情・直観・体験・衝動などを重視する立場。ドイツ神秘主義・ロマン主義・生の哲学・実存主義などがこれに属する。非理性主義。
ひとふさのぶどう【一房の葡萄】
有島武郎による児童文学作品。雑誌「赤い鳥」の大正9年(1920)8月号に掲載された、著者初の創作童話。著者の子ども時代の体験に基づく。本作を表題作とする童話集は、大正11年(1922)に刊行。