あり‐あい【有り合い】
たまたまそこにあること。ありあわせ。「何か肴(さかな)は—でいいや」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あり‐がお【有り顔】
いかにも何かがありそうな顔つきやようす。もっともらしい態度。「うつくしうおはすと、—に聞こえなして」〈栄花・衣の珠〉
いい‐な・す【言い做す】
[動サ五(四)] 1 事実とは違うことを事実らしく言う。「彼が犯人であるかのように—・す」「針を棒に—・す」 2 取りなして言う。取りはからって言う。「巧みに—・して仲直りさせる」 3 特に強調...
いう‐ところ‐の【謂う所の】
[連語]《「所謂」の訓読から》世に言う。いわゆる。「それは—異端である」「—常識とは何か」
いか‐の‐お‐す‐し
誘拐などから子供自身が身を守るための行動をまとめた標語。「知らない人についていかない」「他人の車にのらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「何かあったらすぐしらせる」の一部をつなげたもの。平成...
いき【息】
1 口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること。また、吸う空気や吐く空気。「大きく—をする」「—が荒い」 2 二人以上で何かをする場合の、相互の気持ちのかねあい。調子。呼吸。「二人の—がぴったりだ...
いきおい‐こ・む【勢い込む】
[動マ五(四)]奮いたって何かをする。勇みたつ。「—・んで話す」
いく‐たて
物事のなりゆき。いきさつ。「何かそこにもっと深い—でもあるのか」〈里見弴・多情仏心〉
いざ‐かし
[感]《「かし」は終助詞》相手に何かをしようと誘いかける語。さあ。「—、ねぶたきに、とのたまへば」〈源・若紫〉
い‐し【意志】
1 あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する—がある」「こちらの—が通じる」 2 目的や計画を選択し、それを実現しようとする精神の働き。知識・感情に対立するものと考えら...