何(なに)はさておき
ほかの事はひとまずあとのことにしても。まっ先に。「—被災地の救援にあたる」
何(なに)はともあれ
ほかの事はどうであろうとも。ともかく。「—報告だけはきちんとしておく」
何(なに)は無(な)くとも
格別のものはなくとも。ほかのものは差し置いても。当面はそのものがあれば十分という気持ちを表す。「—米の飯だけは欠かせない」
何(なに)はの事(こと)
1 どんな事。何事。「—を、さる住まひにて思ひ残し言ひ残すらむ」〈かげろふ・下〉 2 あれやこれやの事。万事。「いにしへに—も変らねど涙のかかるたびはなかりき」〈後拾遺・哀傷〉
なに‐ひとつ【何一つ】
[副](多くあとに打消しの語を伴って)何も。ひとつも。すこしも。「その件については—知りません」「—不自由のない生活」
なに‐びと【何人】
どういう人。いかなる人。何者。なんぴと。「—も他人の権利を冒すことはできない」
なに‐ぶん【何分】
[名] 1 はっきりしない内容を漠然と表す。なんらか。「いずれ—の沙汰があるだろう」 2 あまり多くない数量を漠然と表す。いくらか。なにがし。「—の御寄付をお願いいたします」 [副] 1 適...
何分(なにぶん)にも
なんといっても。とにもかくにも。「—昔の事なので思い出せない」
なに‐ほど【何程】
(副詞的にも用いる) 1 どれほど。どのくらい。数量・程度についての疑問を表す。「資金は—必要ですか」 2 どんなに。いかに。程度の不定を表すことにより、その甚だしさを示す。「会うことを—楽しみ...
なに‐ぼう【何某】
姓名を明示しないで、一定の人をさすときに用いる。なんとかいう名前の人。だれそれ。なにがし。「有名な映画俳優—」