よ‐だん【余談】
用件以外の話。本筋を離れた話。「—はさておき本論に入ろう」
よ‐ち【余地】
1 余っている土地。あいている場所。「満員で立錐(りっすい)の—がない」 2 物事をさらに行いうるゆとり。余裕。「再考の—を残しておく」「同情の—はない」
よっ‐ぽど【余っ程】
《「よきほど」の音変化。「余」は、江戸時代以降の当て字》 [形動][文][ナリ] 1 かなりな程度であるさま。「—な金額でないとあの家は買えない」 2 ちょうどよいさま。「城ノ普請ヲ—ニシナイ...
よ‐てき【余滴】
1 残りのしずく。筆先に残った墨のしずく、飲み残りの杯のしずく、雨のあとのしたたりなど。残滴。余瀝(よれき)。 2 何かをしたあとに残された副次的な事柄。
よ‐でん【余田】
荘園制で、土地台帳に載せられていない田。一般に地利が低く、地子(じし)は納めるが公事(くじ)は負担しない。
よ‐とう【余党】
残りの徒党。残党。「ことごとく—を平らげて帰り給ふ」〈神皇正統記・景行〉
よ‐とう【余桃】
食べ残した桃。
余桃(よとう)の罪(つみ)
君主の寵愛(ちょうあい)の気まぐれなことのたとえ。衛に弥子瑕(びしか)という少年がいて、主君から非常にかわいがられ、主君とともに果樹園に遊び、桃の食べかけを主君に献じたところが、大いに喜ばれた。...
よ‐とく【余得】
余分の利得。余禄。「—にあずかる」「給料以外に—がある」
よ‐とく【余徳】
1 あり余る恵み。 2 死んだあとまで残っている恵み。余沢。「父祖の—を被(こうむ)る」