あん‐いつ【安逸/安佚】
[名・形動]気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。また、そのさま。「—をむさぼる」「—な日を送る」
いつ【佚】
[音]イツ(漢) 1 抜けてなくなる。「佚文/散佚」 2 世間から抜け出す。「佚民」 3 気ままにのんびりする。「佚遊・佚楽」 [補説]「逸」と通用する。
いん‐いつ【淫逸/淫佚】
[名・形動] 1 なまけて遊興にふけること。また、そのさま。「—な日々を送る」 2 男女関係がみだらなこと。また、そのさま。「—な腐れ縁」
きょう‐いつ【驕佚/驕逸】
[名・形動]おごり高ぶって、ほしいままにすること。また、そのさま。「将軍及び大名等は早く既に人民の財産を奪掠して其—を資(たす)けたり」〈田口・日本開化小史〉
さん‐いつ【散逸/散佚】
[名](スル) 1 まとまっていた書物・収集物などが、ばらばらになって行方がわからなくなること。散失。「研究資料が—する」 2 ある物質系がもつエネルギーが主に熱となって失われること。
ほう‐いつ【放逸/放佚】
[名・形動] 1 勝手気ままに振る舞うこと。生活態度に節度がないこと。また、そのさま。「—な生活をする」 2 手荒く乱暴なこと。また、そのさま。「さらば—に当たれとて、糾問せられ」〈義経記・六〉...