かとう‐くにお【加藤久仁生】
[1977〜 ]アニメーション作家・映画監督。鹿児島の生まれ。平成21年(2009)に、監督作品「つみきのいえ」がアカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞。他に「The Apple Incide...
かばん‐ご【鞄語】
《portmanteau word》二つの単語を組み合わせて一つの単語にしたもの。smoke(煙)とfog(霧)でsmog(スモッグ)とするなど。混成語。 [補説]portmanteauは両開き...
かび【黴】
徳田秋声の長編小説。自身と妻をモデルとした私小説風の作品で、明治44年(1911)「東京朝日新聞」に連載。単行本は明治45年(1912)刊。著者の自然主義作家としての地位を確立した作品のひとつ。
カフカのちちおや【カフカの父親】
《原題、(イタリア)Il babbo di Kafka》イタリアの幻想文学作家、ランドルフィの短編小説。1942年の作品。
かみがみのたいわ【神々の対話】
《原題、(ギリシャ)Theōn Dialogoi》2世紀ごろ、シリアで生まれたギリシャの作家、ルキアノスの著作。対話形式の短編作品集。ギリシャ神話の神々が機知に富んだ会話を繰りひろげる風刺的内容...
かみのだいりにん【神の代理人】
《原題、(ドイツ)Der Stellvertreter》ドイツの劇作家、ホーホフートによる戯曲。5幕11場の大作で、1963年にベルリンで初演。ナチスのユダヤ人虐殺を黙認したローマ教皇ピウス12...
かもめのジョナサン
《原題Jonathan Livingston Seagull》米国の作家リチャード=バックの小説。飛ぶという行為を追究するため群れから離れ、1羽で生きるカモメの姿を描く。1970年刊行、2014...
かりゅうしゅんわ【花柳春話】
織田純一郎の翻訳小説。明治11年(1878)刊。英国の作家リットンの「アーネスト=マルトラバーズ」(1837年作)とその続編を原作とする。富裕層の青年アーネストが、さまざまな困難を乗り越えて愛す...
カルダス‐ダ‐ライーニャ【Caldas da Rainha】
ポルトガル西部の町。ポルトガル語で「王妃の湯治場」を意味する。15世紀にポルトガル王ジョアン2世の妃レオノールが、世界最古とされる鉱泉治療病院を設立したことに由来。病院付属の公園だったドンカルロ...
かれいなるしゅうぶん【華麗なる醜聞】
佐野洋の長編小説。昭和39年(1964)刊。ルポルタージュの体裁で描かれている。昭和40年(1965)、第18回日本推理作家協会賞受賞。