つかいきり【使い切り】
1 全部使ってしまうこと。一度で使い切れる大きさの包装などにもいう。「削り節の—パック」 2 一度だけ使って捨てること。使い捨て。「—のビニール手袋」
つかい‐き・る【使い切る/遣い切る】
[動ラ五(四)]あるだけ全部使ってしまう。使いはたす。「持ち時間を—・る」
つかい‐さき【使い先/遣い先】
1 使いに出かけた先方の家や場所。「急用で—へ連絡する」 2 金銭の使いみち。「—の不明な経費」
つかい‐だて【使い立て】
[名](スル) 1 人に用事をしてもらうこと。「お—してすみません」 2 使いの者を出すこと。「金子が無くばお七をば、くれるか有無の返事をと、無体至極の—」〈浄・八百屋お七〉
つかい‐ちん【使い賃】
使いの者に報酬として与える金銭。使いの駄賃。「小使は一度の—として二銭貰うことになっていた」〈鴎外・雁〉
つかい‐つ・ける【使い付ける】
[動カ下一][文]つかひつ・く[カ下二]しばしば使う。使い慣れている。「—・けない包丁で手を切る」
つかい‐な・れる【使い慣れる/使い馴れる】
[動ラ下一][文]つかひな・る[ラ下二]長い間使って、その使い方などになれる。「—・れた辞書」
つかい‐はやま【使い早馬】
《「はやま」は、はやうまの意》方々を走りまわって早く使いを果たすこと。また、その人。「家来同様に畑をうなったり庭を掃いたり、—もして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
つかい‐ばしり【使い走り】
[名](スル)《「つかいはしり」とも》用事を命じられてあちこちに使いに行くこと。また、その人。使い歩き。「選挙事務所で—する」
つかい‐ばん【使い番】
1 使い走りをする者。「妾宅の—迄させるんだものなあ」〈木下尚江・良人の自白〉 2 安土桃山時代、戦時に伝令・巡察などに当たった者。使い役。 3 江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、戦時には陣中...