こうたい‐し【交替使】
律令制下、地方官の交替にあたって、前任者が任地で死亡したりして新任者と事務引き継ぎができない場合、新任者の申請によって交替事務を処理するために派遣された臨時の役人。検交替使。
こうちょう‐し【貢調使】
奈良・平安時代の四度(しど)の使(つかい)の一。諸国から毎年献納する調・庸・雑物などの品目や数量を記した調帳を、現物とともに朝廷に運納する使い。調使。調庸使。調進使。
こうろう‐し【郊労使】
古代、外国使節などが入京する際、出迎えてねぎらうために郊外に派遣された役人。
こかん‐し【拒捍使】
平安時代、正税官物の納入を拒む者から強制的に徴収するために派遣された官人。検非違使(けびいし)が任命された。きょかんし。
こく‐し【国使】
国家の命令により、代表として外国に派遣される者。
こく‐し【酷使】
[名](スル)手加減をしないで厳しく使うこと。こき使うこと。「自らの肉体を—する」
こくない‐たいし【国内大使】
国内事務を担当する、外務省の官職の一。担当国に駐在して相手国との折衝にあたる一般の大使と異なり、国内において、国際会議や外交案件ごとの担当を持ち、駐日外国公館や外国人らとの折衝を行う。また、関西...
こくりょう‐し【告陵使】
国家的な大礼・事変などに際し、山陵に奉告・奉幣する勅使。山陵使。こうりょうし。
ことり‐づかい【部領使】
1 「部領(ことり)1」に同じ。 2 防人(さきもり)の交替にあたり、東国の防人を筑紫まで引率する使い。防人部領使。「防人—遠江国の史生(ししゃう)坂本朝臣人上」〈万・四三二七・左注〉 3 相撲...
ごぜん‐ちょくし【御前勅使】
古代、斎宮・斎院の御禊(ごけい)のとき、川原まで供奉(ぐぶ)した勅使。