ねんぶつ‐じ【念仏寺】
京都市右京区にある浄土宗の寺。山号は華西山。空海開創の五智山如来寺を法然が中興し、現寺号に改めたと伝える。8月24日の地蔵盆の千灯供養は有名。化野(あだしの)の念仏寺。
のう‐きょう【納経】
1 現世の安穏、来世の幸せを祈願し、あるいは追善供養のために、経文を写して諸国の霊場に納めること。 2 経文の代わりに、金銭を寺社に奉納し、供養を願うこと。
はし‐くよう【橋供養】
橋ができ上がって、渡り初めの前に橋上で行う供養。
はっ‐く【八供】
金剛界曼荼羅(まんだら)の中央部の羯磨会(かつまえ)で、大日如来が四仏に供養するため現出した嬉・鬘・歌・舞の四菩薩(ぼさつ)(内の四供)と、その外側に配されて四仏が大日如来を供養する香・華・灯・...
はて‐の‐つき【果ての月】
1 一周忌の供養のある月。「太政大臣の北の方うせ給ひて、御—になりて」〈大和・九七〉 2 12月。極月(ごくげつ)。師走(しわす)。「—の十六日(とをかむゆか)ばかりなり」〈かげろふ・中〉
はな‐くよう【花供養】
4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に、花御堂を作り、仏を供養すること。《季 春》
はな‐たうえ【花田植(え)】
中国地方の山間部で、太鼓・笛・鉦(かね)などを鳴らしながらする大田植え。牛供養や祝宴を催すこともある。囃子田(はやしだ)。
はり‐くよう【針供養】
2月8日あるいは12月8日に、日常の針仕事で折れた針を供養する行事。この日は針仕事を休み、針をコンニャクや豆腐に刺したり、神社に納めたり、川に流したりする。《季 春》「糸竹のいとまのお針—/風生」
ばとう‐かんのん【馬頭観音】
《(梵)Hayagrīva》六観音・七観音の一。宝冠に馬頭をいただき、忿怒(ふんぬ)の相をした観音菩薩(ぼさつ)。魔を馬のような勢いで打ち伏せ、慈悲の最も強いことを表すという。江戸時代には馬の供...
ひがん‐だんご【彼岸団子】
仏への供養(くよう)のために、彼岸につくるだんご。《季 春》