余所(よそ)に◦見(み)る
自分とは関係のないものとして、放っておく。「試験に関係のない事なら、どうなとなれと—◦見て」〈二葉亭・平凡〉
余所(よそ)の見(み)る目(め)
関係のない第三者が見ること。はため。「—も哀れなり」〈浄・矢口渡〉
よそ‐びと【余所人】
関係のない人。他人。「この中納言を—に譲らむが口惜しきに」〈源・早蕨〉
よそ‐ほか【余所外】
《同じ意味の「よそ」と「ほか」を重ねて強めた語》全く関係のない所。また、全く関係のないこと。「迚(とて)も—の小供では続かないが」〈二葉亭・浮雲〉
よそ‐よそ【余所余所】
[名・形動ナリ] 1 互いに離れていること。また、そのさま。別れ別れ。ほかほか。「頼もしき筋ながらも、—にならひ給へるは」〈源・若紫〉 2 縁や関係がないこと。また、そのさま。「帝の御むすめをも...
よそよそ‐し・い【余所余所しい】
[形][文]よそよそ・し[シク] 1 隔てがましく冷淡である。親しみがない。他人行儀である。「—・い態度をとる」「わざと—・くする」 2 無関係である。「あなうたて、いと—・しきことをも知らせ給...
よ‐ち【与知】
[名](スル)関係して知ること。関知。「政府のことを—可否するの権理を有す」〈西周・明六雑誌三〉
よてい‐ちょうわ【予定調和】
1 ライプニッツの哲学で、宇宙は互いに独立したモナドからなり、宇宙が統一的な秩序状態にあるのは、神によってモナド間に調和関係が生じるようにあらかじめ定められているからであるという学説。→モナド論...
よに‐も【世にも】
[副]《副詞「よに」+係助詞「も」から》 1 非常に。ことのほか。「—不思議な事件」「—妙(たえ)なる調べ」 2 (あとに打消しの語を伴って)決して。「筑波嶺の岩もとどろに落つる水—たゆらに我が...
よ‐の‐なか【世の中】
1 人々が互いにかかわり合って生きて暮らしていく場。世間。社会。「—が騒がしくなる」「暮らしにくい—になる」 2 世間の人々の間。また、社会の人間関係。「—はもちつもたれつだ」「親も友達もないん...