そ【俎】
古代中国の祭器の一。いけにえの肉をのせる脚つきの木製の台。
そ【俎】
[音]ソ(呉) [訓]まないた 1 いけにえを載せる台。「俎豆(そとう)/樽俎(そんそ)」 2 料理をする台。まないた。「俎上/鼎俎(ていそ)」
そ‐じょう【俎上】
まないたの上。
俎上(そじょう)に載(の)・せる
ある物事や人物を問題として取り上げ、いろいろな面から論じたり批評したりする。「政治改革を—・せる」
そじょう‐の‐うお【俎上の魚】
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉(こい)。
俎上(そじょう)の魚(うお)江海(こうかい)に移(うつ)る
危険な状態を脱して安全なところに移ることのたとえ。
そ‐とう【俎豆】
昔の中国の祭器の名。俎と豆。俎はいけにえの肉をのせるまないた、豆は菜を盛るたかつき。転じて、礼法。
まな‐いた【俎板/俎】
《「真魚板」の意》包丁で切る際に下に置く板や台。
まないた‐ぎ【俎板木】
水門の戸を上下させるために取り付けた框(かまち)。
俎板(まないた)に載(の)・せる
議論や批評の対象として取り上げる。俎上(そじょう)に載せる。「新人の作品を—・せる」