しなの【信濃】
旧国名の一。東山道に属し、大半が現在の長野県にあたる。ごく一部(旧山口村)が岐阜県に編入された。信州。
しなの‐いも【信濃芋】
ジャガイモの別名。
しなの‐おいわけ【信濃追分】
長野県の民謡。信州追分の宿で歌われた座敷歌。のち、越後を経て北海道に伝わり、江差追分の母体となった。→追分節
しなの‐がき【信濃柿】
カキノキ科の落葉高木。果実は小さく、枝にブドウの房のようにつく。未熟のものから渋をとるため、およびカキの台木とするため栽培され、信越地方から東北にかけて多い。小アジア地方の原産。千生(せんなり)...
しなの‐がわ【信濃川】
新潟・長野両県にまたがる日本最長の川の、新潟県内での呼び名。長さ約367キロ。関東山地の甲武信(こぶし)岳に源を発し、越後平野を流れ、新潟市で日本海に注ぐ。上流を千曲(ちくま)川、犀(さい)川とよぶ。
しなの‐きんばい【信濃金梅】
キンポウゲ科の多年草。高山に生え、高さ約30センチ。キンバイソウに似ている。夏、黄金色の花びら状の萼(がく)をもつ花を開く。
しなの‐じ【信濃路】
信濃国の道。また、信濃国へ通じる道。 信濃地方。
しなの‐たんぽぽ【信濃蒲公英】
キク科タンポポ属の多年草。関東北部から中部地方に分布する、日本在来のタンポポ。カントウタンポポの亜種で、総苞片(そうほうへん)に角状突起がほとんどない。
しなの‐つむぎ【信濃紬】
信濃産の紬。信州紬。
しなの‐とくさ【信濃木賊】
信濃産のとくさ。「一本を—、椋(むく)の葉をもって七日七日づつみがいておぢゃる程に」〈虎明狂・末広がり〉