きわめ‐つき【極め付き】
《「きわめづき」とも》 1 書画・刀剣などで鑑定書のついていること。また、そのもの。→極め書き 2 すぐれたものとして定評のあること。また、そのもの。折り紙つき。「—の芸」「—の大酒飲み」 3 ...
きんだいえいがきょうかい【近代映画協会】
松竹に所属していた脚本家の新藤兼人、映画監督の吉村公三郎、俳優の殿山泰司らが中心となり、昭和25年(1950)に設立した映画会社。日本の独立プロダクションの先駆的存在。のちに女優の乙羽信子、映画...
ギリシャ‐ひげき【ギリシャ悲劇】
アテネを中心に前5世紀ごろ栄えた演劇。運命に逆らい、また、流される人間を主題とした荘重・沈痛な悲劇で、仮面をつけた俳優とコロス(合唱団)によって演じられる。アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピ...
ぎんれいのはて【銀嶺の果て】
黒沢明原作・脚本、谷口千吉監督による映画の題名。昭和22年(1947)公開。谷口の初監督作品で、俳優三船敏郎のデビュー作品。その他の出演者は志村喬、若山セツ子ほか。
くち‐だて【口立て】
《「くちたて」とも》 1 完全な脚本がなく、おおよその筋だけ立てておき、俳優どうしが口頭の打ち合わせで芝居をまとめていくこと。 2 大げさに言い立てること。「年がよったほどに—をばせいで」〈史記...
くろ‐ご【黒衣/黒子】
《「くろこ」とも》 1 歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装。くろんぼう。黒具(くろぐ)。 2 表に出ないで物事を処...
くろふね‐ずきん【黒船頭巾】
《歌舞伎俳優姉川新四郎が侠客の黒船忠右衛門の役を演じた際に用いたところから》投げ頭巾の別称。姉川頭巾。
グリーティング【greeting】
1 あいさつ。「—カード」 2 テーマパークなどで、キャラクターに扮した俳優や着ぐるみが観客と交流すること。また、その形式のサービス。
グローマンズ‐チャイニーズシアター【Grauman's Chinese Theatre】
米国カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッドにある映画館。1927年、興行師シド=グローマンにより建てられ、中国の寺院を模した独特な外観をもつ。映画俳優の足形、手形、サインなどが刻まれた前庭の敷...
けしょう‐まく【化粧幕】
1 小紋を染めた幕。歌舞伎などで用いる。雑幕(ぞうまく)。 2 歌舞伎で、一人の俳優が次の扮装(ふんそう)に時間がかかるときなどに、つなぎに設ける一場面。