きょうちょう‐の‐きょぎ【強調の虚偽】
文中のある単語や句を特に強調することによって生じる虚偽。「あの人は正直だ」の「あの人」を強調すると、他の人は正直ではないように聞こえる類。
きょ‐ぎ【虚偽】
真実ではないのに、真実のように見せかけること。うそ。いつわり。「—の申し立て」
ぎ【偽】
1 いつわり。 2 論理学で、ある命題が事実に一致しないこと。⇔真。
ぎ【偽〔僞〕】
[常用漢字] [音]ギ(呉)(漢) [訓]いつわる にせ 〈ギ〉本物らしく見せてだます。いつわる。にせ。「偽作・偽証・偽善・偽造・偽名/虚偽・真偽」 〈にせ〉「偽者」
ぐうぜん‐の‐きょぎ【偶然の虚偽】
論理学でいう虚偽の一。事物における本質的・必然的なものと偶然的・例外的なものとを混同して誤った推論を行うことから生じる虚偽。例えば、若くして死んだ女性が美人であったところから、一般に「美人は薄命...
こう‐ぎ【巧偽】
うまくだますこと。
こうけんこうてい‐の‐きょぎ【後件肯定の虚偽】
仮言的三段論法において生じる虚偽の一。後件を肯定することによって前件をも肯定するところに生じる。例えば、「ある図形が正三角形ならばそれは二等辺三角形である」「その図形は二等辺三角形である」故に「...
こ‐ぎ【虚偽】
「きょぎ(虚偽)」に同じ。「今までの—、本心にかへって、仏の道に入れ」〈浮・一代女・六〉
さ‐ぎ【詐偽】
真実でないこと。いつわり。
しん‐ぎ【真偽】
真実と、いつわり。まことかうそか。「—のほどはわからない」