ほうかぞう【放下僧】
謡曲。四番目物。牧野小次郎が禅僧の兄とともに放下僧のいでたちで芸を披露し、親の敵の利根信俊に近づいて仇(あだ)を討つ。
ぼん‐そう【凡僧】
1 《「ぼんぞう」とも》僧綱(そうごう)に次ぐ、あるいは僧綱に任ぜられていない、法師位の僧。 2 凡庸な僧。
ぼん‐そう【梵僧】
1 戒行を固く守る僧。また、一般に僧。 2 インドの僧。
まい‐す【売僧】
《唐音》 1 僧でありながら物品の販売などをする堕落(だらく)僧。また、僧をののしっていう語。えせぼうず。まいすぼうず。「腹を立てずは誠の出家でござらうず。もし腹を立てたならば—でござらうにより...
みつだ‐そう【密陀僧】
一酸化鉛のこと。ふつう黄色の粉末であるが、橙赤(とうせき)色のものもある。
みつめ‐こぞう【三つ目小僧】
目が三つあるという化け物。
めい‐そう【名僧】
知徳のすぐれた僧。名高い僧。
もう‐そう【盲僧】
1 盲目の僧。 2 家々を訪れて琵琶を弾きながら地神経(じしんきょう)を唱え、竈祓(かまばらい)などをして歩く盲目の僧。奈良時代に発生したという。天台宗に所属し、中国・九州地方を中心に諸国に分布...
やく‐そう【役僧】
寺院の事務を扱う僧。
や‐そう【野僧】
[名]田舎の僧侶。また、僧侶を軽蔑していう語。「茶飲まん、訪はんと云ひて、つひに訪はず。—なり」〈胆大小心録〉 [代]一人称の人代名詞。僧侶が自分をへりくだっていう語。拙僧。「もし飢ゑ給ふと...