いえ‐かぜ【家風】
1 わが家のほうから吹いてくる風。「—は日に日に吹けど我妹子(わぎもこ)が家言(いへごと)持ちて来る人もなし」〈万・四三五三〉 2 「家の風」に同じ。「その芸を試み給ふに、—落とさず優美なりけれ...
いがらし‐ゆみこ
[1950〜 ]漫画家。北海道の生まれ。本名、五十嵐優美子。優しいタッチの少女漫画家として活躍。愛らしい主人公が多くの困難を乗り越えて成長する「キャンディ・キャンディ」の作画で人気を集める。他に...
エレガント【elegant】
[形動]落ち着いて気品のあるさま。優美なさま。「—な身のこなし」
えん【艶】
[名・形動] 1 あでやかで美しいこと。なまめかしいこと。また、そのさま。「—を競う」「—な姿」 2 情趣に富むさま。美しく風情のあるさま。「月隈なくさしあがりて、空のけしきも—なるに」〈源・藤...
えん‐げ【艶げ】
[形動ナリ]優美でなまめいたさま。「今やうの若人たちのやうに、—にももてなさで」〈源・椎本〉
えん‐だ・つ【艶立つ】
[動タ四]優美な振る舞いをする。「花の中にまじり給へる御さま、殊更に—・ち色めきても」〈源・宿木〉
えんめい‐えん【円明園】
中国、北京の北西郊にあった清朝の離宮。1709年、雍正帝(ようせいてい)が康熙帝(こうきてい)より譲り受けたものを、乾隆帝(けんりゅうてい)が増改修した。バロック風建物と優美な庭園があったが、1...
かずら‐もの【鬘物】
能の分類の一。女性をシテとする曲で、特に狂女物などを除いた優美・幽玄なもの。正式な番組の三番目に置かれる。「井筒」「杜若(かきつばた)」「熊野(ゆや)」など。三番目物。女物。かつらもの。
かだゆう‐ぶし【嘉太夫節】
古浄瑠璃の一派で、延宝(1673〜1681)のころ、宇治嘉太夫(加賀掾(かがのじょう))が創始。優美な節配りと軟らかな語り出しで、京都で人気を博した。加賀節。宇治嘉太夫節。
かとう‐ぶし【河東節】
浄瑠璃の流派の一。享保2年(1717)江戸半太夫の門から分かれた十寸見河東(ますみかとう)が創始。優美で渋い江戸風の音曲で、古曲の一つに数えられている。