煙(けむり)を立(た)・てる
《炊煙を立てる意》生計を立てる。「兄弟の力を頼りに細々と—・てる有様」〈藤村・家〉
げき‐しょう【鬩牆】
内輪もめ。兄弟げんか。→兄弟(けいてい)牆(かき)に鬩(せめ)ぐ
げんくろう‐ぎつね【源九郎狐】
1 伝説で、大和にいたといわれるいたずら狐。播磨(はりま)の刑部狐(おさかべぎつね)の兄弟とされる。 2 浄瑠璃「義経千本桜」に登場する狐。親狐の皮で作られた初音の鼓を慕って、持ち主静御前のもと...
こう‐せい【好晴】
気持ちよく晴れ渡ること。また、その天気。快晴。「終日の—と思われた空に、いつか怪しい黒雲が起り」〈里見弴・安城家の兄弟〉
志(こころざし)合(あ)えば胡越(こえつ)も昆弟(こんてい)たり
《「漢書」鄒陽伝から。志が合えば、北方の胡の者と南方の越の者とでも兄弟同様になれる意》志が一致すれば、他人どうしでも兄弟のように親しくなれる。
こ‐じゅうと【小舅/小姑】
夫や妻の兄弟姉妹。姉妹をさす場合、正しくは「小姑(こじゅうとめ)」という。
こそでそが【小袖曽我】
謡曲。四番目物。曽我兄弟が、工藤祐経(くどうすけつね)を討つに際して母にいとまごいに行き、兄祐成(すけなり)の取りなしで弟時致(ときむね)の勘当を許してもらう。
こつ‐にく【骨肉】
1 骨と肉。肉体。 2 直接に血のつながっているもの。親子・兄弟など。肉親。「—の情」「—の争い」
こと‐な・る【異なる】
[動ラ五(四)]《形容動詞「異なり」の動詞化》違いがある。別である。「兄弟でも性格は—・る」「習慣が—・る」 →違う[用法]
こと‐はらから【異同胞】
1 父あるいは母を異にした兄弟姉妹。「母北の方、—たち、ただここになむ来かかる」〈落窪・四〉 2 ほかの兄弟姉妹。「—どもよりは、かたちも清げなるを」〈源・夢浮橋〉