さんぜいっしん‐の‐ほう【三世一身の法】
養老7年(723)、開墾奨励のために出された法。用水路を開いて開墾した者には本人から3代、既設の用水を利用して開墾した者には本人1代に限ってその土地の私有を許したもの。天平15年(743)に発布...
サンタマリア‐デル‐フィオーレ‐だいせいどう【サンタマリアデルフィオーレ大聖堂】
《Cattedrale di Santa Maria del Fiore》イタリアのフィレンツェにある大聖堂。1296年起工。イタリアゴシックの代表的な建築で、ブルネレスキによる穹窿(きゅうりゅ...
さんとうせんきゃく【三等船客】
前田河広一郎の短編小説。大正10年(1921)8月、雑誌「中外」に発表。プロレタリア文学の先駆的作品。同作を表題作とする作品集は、大正11年(1922)10月刊行。
ざんじんざんばけん【斬人斬馬剣】
伊藤大輔監督による映画の題名。昭和4年(1929)公開。白黒無声の剣戟(けんげき)もので、日本における傾向映画の先駆的作品とされる。出演、月形龍之介、天野刃一ほか。
しではら‐やき【志手原焼】
兵庫県三田(さんだ)市志手原から産した陶器。三田焼の先駆。宝暦・明和(1751〜1772)のころ、小西金兵衛の創始になり、青磁・染め付け・呉須赤絵・色絵などを焼いたという。
し‐の‐しじゅうそう【死の四重奏】
《deadly quartet》上半身肥満・高血圧・糖代謝異常(糖尿病)・高脂血症の四つの症状が合併した状態。心筋梗塞や狭心症などの冠状動脈疾患の危険因子が集積し、死に至るおそれがあることから。...
しゅ‐かい【首魁】
1 かしら。特に悪事・謀反などの首謀者。張本人。「騒乱の—」 2 さきがけをすること。また、そのもの。先駆。
しょうちょう‐は【象徴派】
《(フランス)symbolistes》象徴主義に属する詩人の一派。言語のもつ音楽的・映像的な側面に着目し、直接にはつかみにくい想念の世界を暗示的に表現しようとした。ボードレールを先駆者とし、マラ...
しょうもんき【将門記】
平安中期の軍記物語。1巻。作者未詳。天慶3年(940)平将門(たいらのまさかど)の乱後まもなく成立。乱の経緯を、変体漢文で記述。のちの軍記物の先駆とされる。まさかどき。
しんこう‐はいく【新興俳句】
昭和6年(1931)に興った反ホトトギスの俳句革新運動。水原秋桜子を先駆とし、山口誓子・日野草城らが参加。連作・無季俳句・反戦的ニヒリズムなど新しい発想・感覚による俳句を主張したが、同15年に始...